先生は運転手
タクシーに乗る時は、運転手の方の話を聞くことにしています。
同じ時間乗って、同じお金を払うなら、何か学びを得られたら、もしくは楽しく過ごせたら、と思うからです。
昨日は代々木から自宅まで。
だいたいの道はわかりますが、運転手さんによって選ぶ道が違います。
昨日の方は、この道10年のベテラン。途中通る一方通行の、夜間の通行止めを知っていて、それを外してのルートをあらかじめ案内してくれました。
私「やっぱりよくご存知ですね。」
運転手さん「いいえ。できるだけ早く、安全にお客さまをお届けするのが、一番ですからね」
とても丁寧で、接客に対する思いが言葉の端々に感じられたので、よく伺うと、元ホテルにお務めでいらしたとのこと。一つ質問してみました。
私「お客さまによっては、運転手さんのプロのおすすめがあっても、自分の知った道、いつもの道がいいと言う方もありますよね?」
運転手さん「そうですね。その場合はご希望のルートを行きます。ただ、あまりに遠回りだったりする場合には、一度はおすすめを申し上げてはみますけれどもね。」
それから、過去にあったあるお客さまの話を続けてくれました。
男性で、体格のよいお客さま。
トンネルを通らないでほしい、という。
以前、トンネル内で火災に遭い、それから怖くてたまらないので、トンネルは通れないのだと。
こういうお客さまもいらっしゃいますから、最短を行くだけではなく、お望みを叶えること、安心して、快適に目的地までお過ごしいただくことも、僕らの仕事だとおっしゃっていました。
そのほか、授業料をお支払いしたくなるようなお話をいろいろと伺いました。
ご連絡先を聞き、また代々木から乗る時はお電話してみることにしました。
お店以外にも、得られる学び、先生はそこらじゅうにありますよね。
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